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コラム COLUMN

二足歩行から現在の身体へ

2017年11月06日
投稿者 : 細谷 美加

 

初期人類は二足歩行者であったが、それにもかかわらず、足が短かったことや手足の指関節が長く曲がっていたことが示すように木登りもうまかったと思われる。

そして、比較的大きな切歯をもっていた。このことは、初期人類が果実食者であったことを示唆するが、類人猿とは異なり犬歯は小型であり、頬歯は低く、エナメル質は厚かった。

 

人類は直立原人の段階で体格が大型化し、臼歯のサイズとエナメルの厚さが減少し、脳容量が大きくと大きな変化をなしていったとされています。ヒトの脳は体重の2%にすぎないのにエネルギー消費は全体の16%である。ということは、脳はきわめてコストの高い器官で、この時期の人類になんらかの栄養改善が起こったことは間違いありません。

 

そのコストの高い脳という器官を現代人は、パソコンや携帯電話の使用頻度を高くした生活を送ることで効率よく支えるということに弱くなってきている。実際にスポーツクラブやトレーニングジムを利用する人の大半が姿勢不良やそれに伴う身体の不調を口にする。ある意味現代病でもあります。

そのユーザーの状態をしっかりと見極めていくにはそれなりに身体のリーディングが必要になってくる。ただトレーニングのレップを数えるカウンターの役割のトレーナーなら誰でもできる。そういう存在ではなく、ユーザーにとって必要な存在にスタッフがなっていくことが求められています。

 

トレーニング導入編&カウセリング、プログラム作成ではそのような点にもフォーカスを置き提案と提供をしていきます。