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コラム COLUMN

ピラティスブームは続くのか?

2026年02月02日
投稿者 : フィットネスコンサルティングネットワーク編集部

2025年、日本の街を歩くと、新しいピラティススタジオをあちこちで見かけるようになりました。人口11万人ほどの地方都市ですら、10を超えるスタジオやジムでリフォーマーピラティスのクラスが提供され、その半数近くがここ2、3年の間にオープンしたというのですから、その勢いには驚かされます。まさに、かつてないほどのピラティスブームが到来していると言えるでしょう。

 

しかし、ブームには必ず終わりが来るものです。これだけ多くのスタジオが乱立すれば、サービス、質、そして価格での競争が激化するのは必然。すでに、いくつかのスタジオは静かに扉を閉じています。これからピラティススタジオの開業を考えている人、あるいはすでに経営している人にとって、「このブームは本当に続くのか?」、そして「どうすれば生き残れるのか?」という疑問は切実なものです。

 

なぜピラティススタジオは撤退するのか?

 

一見すると順調に見えるピラティススタジオの経営ですが、撤退にはいくつかの共通した理由が存在します。

 

1. 資金計画の甘さ

 

初期投資を過小評価しているケースが少なくありません。リフォーマーなどの機材は高価であり、内装費用や賃料、人件費なども考慮すると、開業資金は数百万円から1千万円以上になることも珍しくありません。また、オープン後すぐには集客が軌道に乗らないため、半年から1年程度の運転資金を確保しておく必要があります。この資金計画の甘さが、経営を早期に行き詰まらせる大きな要因です。

 

2. 差別化の不足

 

「ただピラティスのレッスンを提供するだけ」では、激しい競争の中で顧客の心をつかむことはできません。他のスタジオとの違いを明確に打ち出せないと、結局は価格競争に巻き込まれてしまいます。例えば、特定の層(高齢者、産後ママ、アスリートなど)に特化する、リハビリテーションに強みを持つ、他のフィットネス(ヨガ、ウェイトトレーニングなど)と組み合わせるなど、独自の強み(USP:Unique Selling Proposition)を確立できないスタジオは苦戦を強いられます。

 

3. マーケティング・集客力の欠如

 

どんなに素晴らしいスタジオでも、その存在を知ってもらえなければ誰も来ません。新規オープン時にSNSやウェブ広告で集客を試みるものの、それだけで継続的な顧客獲得は難しいのが現実です。ターゲット層に合わせたマーケティング戦略を立て、効果的なプロモーションを継続して行う必要があります。また、口コミを発生させるためのコミュニティ形成や顧客満足度向上への取り組みも不可欠です。

 


 

成功させるピラティススタジオの条件

 

では、この競争時代を生き抜き、成功を収めるためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

1. 飽きさせない新しいプログラムの導入

 

ピラティスを始めた人の多くが、「3ヶ月で飽きてしまう」あるいは「効果を感じられない」と離脱してしまうことがあります。これは、同じメニューの繰り返しでマンネリ化したり、個人の目標に沿った変化が見えなかったりすることが原因です。成功するスタジオは、毎月新しいプログラムを導入することで、顧客を飽きさせません。

 

例えば、ピラティスリングやスパインコレクターなどの小道具(プロップ)を活用し、新しい刺激を与えることで、単調になりがちなマットワークやリフォーマーのクラスに変化をもたらします。これにより、身体の新たな感覚に気づき、より深くエクササイズに取り組むことができます。

 

2. プレコリオ導入によるプログラム開発の効率化

 

新しいプログラムを毎月開発するのは、インストラクターにとって大きな負担です。そこで有効なのが、プレコリオ(Pre-choreographed)の導入です。

 

プレコリオとは、あらかじめ構成されたレッスンプログラムのことで、多くのスタジオ向けフィットネスプログラムで採用されています。毎月配信されるプレコリオを導入することで、スタジオ側は常に新鮮なプログラムを顧客に提供でき、プログラム開発にかかる時間とコストを削減できます。これにより、インストラクターはレッスンの質を向上させることに集中できるのです。これは、経営者にとっても大きなメリットであり、新しく採用したインストラクターでも、短期間で質の高いレッスンを提供できるようになるため、人材育成にかかる時間とコストを大幅に削減できます。

 

3. インストラクターのキューイングがレッスンの成功を左右する

 

プレコリオは、あくまでもインストラクターの補助ツールです。レッスンの楽しさや効果を最大化するのは、インストラクター自身のキューイングにかかっています。

 

キューイングとは、インストラクターが言葉や視覚的な合図を使って、クライアントの身体の動きを正しく導くことです。「おへそを背骨に引き寄せて」「肋骨を締めて」といった解剖学的な指示に加え、「背骨を長く伸ばすように」といった感覚的な表現や、「まるで水の中にいるように」といったイメージを伝えることもキューイングの一部です。

 

キューイングが的確であれば、クライアントは自分の身体をより深く理解し、エクササイズの効果を最大限に引き出すことができます。また、インストラクターの熱意や言葉の選び方は、レッスンの雰囲気を高め、コミュニケーションを通じてクライアントとの信頼関係を築く上で不可欠です。

 

4. 人材育成への投資

 

スタジオの質は、インストラクターの質に直結します。そのため、人材育成への投資は、長期的な成功に欠かせません。新しいプログラムや指導法を学ぶための研修費用、外部のワークショップ参加費用など、インストラクターのスキルアップをサポートする体制を整えることが重要です。これはコストと時間がかかりますが、質の高いインストラクターは顧客満足度を高め、口コミを通じて新たな顧客を呼び込む強力な資産となります。

 

このブームは、次のステージへ

 

2025年、ピラティスブームは今後も続くでしょう。なぜなら、人々の健康志向は一時的な流行ではなく、より本質的なニーズへと変化しているからです。デスクワークの増加による姿勢の悪化、ストレス社会における心身のバランスの崩れなど、ピラティスが解決できる現代的な課題は山積みです。

 

しかし、その競争はより厳しくなり、生き残るのは「質の高いサービス」と「明確なビジョン」を持つスタジオだけになるでしょう。プレコリオの活用で運営効率を高めつつ、インストラクターのキューイングと温かいコミュニケーションで「人」の価値を最大限に引き出すこと。それこそが、これからのピラティススタジオに求められる最も重要な資質です。

 

ピラティスは身体を変えるだけでなく、その人の人生を変える力を持っています。このブームは、単なる一過性の流行ではなく、人々のウェルネスへの意識の変化そのものなのかもしれません。あなたのスタジオは、その大きな流れの中で、どのような存在になりたいですか?

 

 

 

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