新しい街、新しい仕事、新しい生活。引っ越しや進学、就職といった「新生活」は期待と不安が入り混じる特別なタイミングだ。そんな人生の節目に寄り添うサービスとして、新生活者向けアプリ「RIRIFE（リリフ）」と、24時間ジム「chocoZAP（チョコザップ）」が手を組んだ。RIZAP株式会社とClassLab.の業務提携により、RIRIFE上でchocoZAPの入会特典クーポンの配信が始まった。

「変化の瞬間」にフィットネスを届ける意味

注目すべきは、この取り組みが単なる「割引施策」にとどまらない点だ。新生活は生活リズムが崩れやすく、運動不足やストレスを抱えやすい時期でもある。しかし同時に、新しい習慣をスタートしやすい「変化の起点」でもある。そこに“行きやすいジム”の選択肢を自然に提示することは、健康的なライフスタイルへの第一歩を後押しする仕組みと言える。

暮らしの土台を整える「RIRIFE」という存在

RIRIFEは、周辺の生活スポット検索やクーポン配信、引っ越しノウハウ記事、防災情報の表示までをカバーする、新生活に特化したアプリだ。単なる地図アプリやクーポンアプリではなく、「暮らしの基盤」をまとめて整える設計思想が特徴的である。そんなRIRIFEと、着替え不要・24時間利用可能という“気軽さ”を武器に拡大してきたchocoZAPの相性は非常に良い。

「続けやすさ」が選ばれる時代へ

特に現代の若年層にとって、「ハードルの低さ」はサービス選択の大きな要素だ。高額な入会金や複雑な契約、準備の手間があると、それだけで一歩引いてしまう人も多い。RIRIFEから配信される初月無料クーポンなどは、まさにその心理的な壁を下げる仕組みとして機能していくだろう。

生活インフラアプリへの進化とこれから

今後、ClassLab.はフィットネスに限らず、グルメや美容、生活関連サービスとの連携を強化していくという。もしアプリ一つで「住む・食べる・整える・守る」が完結するようになれば、新生活の不安は大きく軽減されるはずだ。

今回の提携は、単なる企業間の協業という枠を超え、「生活の入り口」をどう設計するかという問いに対する、一つの先進事例だと言える。新生活者の毎日に、少しの安心と、少しの健康を届ける。そんな静かな変化が、これからの暮らしのスタンダードになっていくのかもしれない。