フィットネスクラブの新規事業参入・新規店舗開発・店舗リニューアル・
マーケティング・集客改善・社員教育

お問い合わせ・ご相談
お電話でのお問い合わせはこちら 03-5443-6700
コラム COLUMN

ラン活前後のAI姿勢分析から見えた子どもの姿勢の実態

2026年02月09日
投稿者 : フィットネスコンサルティングネットワーク編集部

入学前から高学年にかけて変化する「猫背傾向」

 

小学校入学を前にランドセル選びを行う、いわゆる「ラン活」。
この時期は通学習慣の変化や学習環境の変化により、子どもの身体の使い方や生活リズムが大きく変わるタイミングでもあります。

AI姿勢分析サービスのデータをもとに行われた調査では、入学前から小学校高学年にかけて、姿勢の特徴や変化の傾向が明らかになりました。本記事では、その主なポイントを整理して紹介します。

 

 

調査の概要

 

本調査は、AI姿勢分析データの中から4歳~12歳の2,800件を抽出し、子どもの姿勢の特徴と成長による変化を分析したものです。
分析には立位姿勢の正面および側面データが用いられ、個人を特定しない形で統計的に処理されています。

 

 

入学前から見られる左右バランスの偏り

 

調査では、身体が左右どちらかに傾いた状態とされる姿勢が、4歳~12歳の各年代で7割以上確認されました。

成長過程にある子どもは筋肉や関節の発達が途上であり、身体を安定して支える力が十分でないことから、わずかなバランスの崩れが姿勢の傾きとして現れやすいと考えられます。

 

 

前後バランスが整っている子どもは2割以下

 

前後方向の姿勢バランスについては、「真っすぐ」と評価されるケースは全体の2割未満にとどまりました。
特に小学校入学後の年齢層では前傾姿勢の割合がやや増える傾向が見られ、学習環境や生活習慣の影響が示唆されています。

 

入学前に多い頭部前傾、成長とともに変化

 

入学前の子どもの7割以上に、頭が前に出た姿勢(ストレートネックに近い外観)が確認されました。
ただし、この傾向は年齢が上がるにつれて目立ちにくくなるケースも見られます。

一方で、頭部の位置が改善したように見えても、必ずしも姿勢全体の改善を意味するわけではなく、身体の使い方の変化によって別の形で姿勢の崩れが表れる可能性も指摘されています。

 

 

高学年で顕著になる猫背傾向

 

猫背傾向は全年代で確認されたものの、特に10歳~12歳では約7割に見られました。
学年が上がるにつれて背中の丸まりが強まる傾向があり、姿勢の崩れが頭部だけでなく背中や全身へと広がる可能性が示されています。

 

 

ランドセル選びを姿勢への関心のきっかけに

 

専門家は、入学準備の節目を単なる用品選びとして捉えるだけでなく、通学後の生活習慣や姿勢に目を向ける機会にすることの重要性を指摘しています。

姿勢は一時点で判断するものではなく、成長の過程の中で継続的に観察する視点が求められると言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

本調査からは、入学前の段階から姿勢の偏りが一定程度存在し、成長に伴ってその現れ方が変化する傾向が確認されました。

頭部の前傾が目立たなくなっても、別の形で姿勢の崩れが表れるケースがあるなど、姿勢変化は単純な改善・悪化の一方向ではありません。
子どもの身体の発達を理解するうえで、継続的に姿勢を見ていく視点が重要であることが示唆されています。