苦戦店舗を苦戦から脱却させる“ローカルエリア マーケティング”とは

今年のスポルテックで参加したセミナーの一つ、FIA(日本フィットネス産業協会)の講演は、とても興味深い内容でした。
フィットネス業界全体のマーケティング分析(SWOT分析)を通じて、私たちが提唱している「ローカルエリア マーケティング」と共通する重要性を感じました。
業界全体としてこうした分析を行うことは非常に意義深いことだと思います。
しかし、私たちが考える「ローカルエリア マーケティング」は、そこからさらに一歩踏み込み、各店舗の状況に合わせてきめ細かくマーケティング分析を行う点に大きな違いがあります。
なぜなら、各店舗が置かれている状況は、当然ながらそれぞれ異なるからです。
競合の顔ぶれ、提供するサービス、立地条件など、一つとして同じものはありません。
3つの分析で課題を「見える化」する
フィットネスコンサルティングネットワークの「ローカルエリア マーケティング」は、以下の3つのマーケティング分析を通じて、店舗の「課題」と「解決の指針」を導き出します。今回は、それぞれの分析について簡単に解説します。
①4P分析
商品やサービスを販売する上で、企業がコントロール可能な4つの要素(Product:製品, Price:価格, Place:流通, Promotion:プロモーション)を分析するフレームワークです。
→あなたの店舗は、競合と比べて何が優れていて、何が劣っているのか?
②SWOT分析
内部環境(Strength:強み, Weakness:弱み)と外部環境(Opportunity:機会, Threat:脅威)の4つの項目から、店舗の方向性や改善策を探る手法です。
→地域の中で、あなたの店舗の「強み」は何でしょうか?その強みは、どんな顧客層にとって「チャンス」となるでしょうか?
③STP分析
市場を細分化(Segmentation)し、標的市場の決定(Targeting)を定め、自社の立ち位置(Positioning)を明確にするためのフレームワークです。
→消費者の目から見て、あなたの店舗は数あるスポーツジムの中で、どのような位置付けにあるでしょうか?
「必勝パターン」を発掘する
これらの分析によって導き出された「課題」と「解決の指針」に基づき、私たちは店舗の苦戦理由に応じた最適な販促物(クリエイティブ)を提案します。
そして、ただ提案するだけでなく、チラシやウェブ広告のテストを繰り返し、PDCAサイクルを回し続けることで、その店舗だけの「必勝パターン」を発掘していくのです。
昨年や先月と同じクリエイティブを使い続けている店舗は多いかもしれません。
また、コロナ禍を経て、店舗を取り巻く状況が大きく変わったことは、皆さまも痛感されているはずです。
まずは、自店舗の現状を分析し、正しく理解することから始めませんか。
「ローカルエリア マーケティング」に興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。