BFR トレーニング特集 Vol.3 フィットネス業界参入~事業再構築 補助金の落とし穴~
補助金頼みの参入は失敗の始まり?
コロナ禍の 2020 年から 2023 年にかけて、多くの企業が事業再構築補助金を利用して異業種から
フィットネス業界に参入しました。
例えば事業再構築補助金は、コロナで痛手を受けた事業の再構築を支援します。この補助金の活用
例には、フィットネスクラブの改装・リニューアル、オンラインフィットネスサービスの開発、新
規顧客獲得のためのマーケティング施策、従業員の研修・教育などがありました。
また、IT 導入補助金は、IT を活用して事業の効率化、高度化を図ることを支援する制度です。活
用事例として、フィットネスクラブの顧客管理システム導入、オンライン予約システムの導入、業
務効率化のためのツール導入があげられます。
いずれも、補助金は心強い味方になってはくれますが、ここ数年目立ったのは、フィットネス業界
の知識が乏しい経営陣がコンサルタントに事業の立上を丸投げした結果、コンサル契約が切れた後
に、会員の退会率上昇と新規集客に苦しむ現実です。
参 入 の 落 と し 穴
知識不足とコンサルタントへの過度な依存
フィットネス業界の市場規模は2023年時点で 4.503 億円と推計されています。フィットネスジ
ムやスポーツクラブの利用者数は2560万人、健康志向の高まりにつれて、市場の拡大はとどま
るところを知らない状況です。大変に魅力的な市場ですから、新規参入は後をたちませんが、その
半面、参入したものの立ち行かなくなるジムもまた多いのが現状です。
その理由について、みていきましょう。
ひとつが、知識不足とコンサルタントへの過度な依存。目立つのが経営者の多くがフィットネス業
界の知識が乏しく、コンサルタントまかせであることです。フィットネスに特化したコンサルタン
トは少なく、それだけに専門外からの提案には机上の空論に過ぎないことが多々あり、せっかくオ
ープンまでこぎつけたのに新規オープン後に会員の退会率が上がり、新規集客に苦戦している姿で
す。
補助金による撤退の難しさ
ふたつめがお金です。補助金の力を得てフィットネスジムを開業した場合、基本ルールとして、3
年から5年間は事業を継続しなければならない義務が生じます。途中で事業を中止すると補助金の
返還が求められるのは当然のこと。加えて銀行からの借入がある場合は、その返済も重なります。
そのため、経営が赤字でも、縛りが解けるまで事業を続けざるを得ない状況に陥ります。活気と楽
しさが集まり、生まれるはずのジムが借金返済、辛い現実を抱えることになるのは何とも残念です。
スタッフのモチベーション低下
次に控えるのが人の問題。経営状況の悪化は不思議なことに、会員の退会率の増加を招きます。そ
の大きな理由やきっかけとなるのが、活気のないジムで働くスタッフのモチベーションの低下です。
まさに負のスパイラルとはこのこと。具体的には、経営陣の覇気の低下が、会員におよび、スタッ
フが会員に積極的に声をかけず、スタッフ同士や気の合う会員とだけ無駄話しをしていたり、どこ
か本来の業務がおざなりに、時間だけが過ぎてゆく状況へと陥ります。それでは会員の退会は避け
られません。そんな時、経営陣はスタッフと一対一でしっかりと話し合い、状況を説明して協力を
求めることが重要です。
経 営 改 善 策 : BFR ト レ ー ニ ン グ の 導 入
BFR トレーニングとは?
ジムの中にいつもとは違う、冷ややかな空気が漂い始めた時には、目先を変えることも経営陣やリーダー的トレーナーの役割です。
例えば BFR トレーニングはいかがでしょうか?「えっ、これ何?」「縛るの?」「きつくない?」
「いたくない?」「何ができるの?」「どうなるの?」「本当にカラダが動くようになるの?」
「痛みがとれるの?」「ダイエットに効果的?」「よく眠れる???」「うっそ~」
話題満載です。専用のベルトを使って筋肉への血流を部分的に制限することで、低負荷でも高負荷
トレーニングに匹敵する効果を得られるトレーニング方法です。これにより、筋力アップや筋肥大
を効率的に実現でき、怪我のリスクを抑えることができます。トップアスリートだけでなく高齢者
やリハビリ中の方にとっては、安全かつ効果的なトレーニング方法として注目されています。
BFR トレーニング導入のメリット
● 会費内で何回でも受けられる 5 分間の無料 BFR プチパーソナルトレーニングを提供するこ
とで、満足度や達成感を感じることができます。すべての会員に声をかけ、新しいサービス
を体験してもらうことで、ジムへの来訪を促進し、退会率の低下を目指せます。
● 長期間ジムに来ていない会員には電話や手紙での案内も有効です。
● BFR トレーニングを体験してもらうことで、再びジムに通うきっかけを提供し、退会防止
につなげることができます。
※BFR トレーニングの詳細については、こちらをご覧ください。
フィットネス業界への参入は、十分な知識と準備が必要です。補助金に頼るのではなく、自社の強
みやターゲット顧客を明確にした上で、独自のコンセプトを構築することが重要です。また、スタ
ッフのモチベーションを維持し、会員に質の高いサービスを提供できる環境を整えることも不可欠
です。BFR トレーニングなどの新しいトレーニング方法を取り入れることで、差別化を図り、会員
満足度を高めることも有効です。
フィットネスコンサルティングネットワークでは、集客、BFR トレーニングの導入、V 字回復プラ
ンなど、様々なサポートを提供しています。まずは無料相談にお申し込みください。