BFRトレーニング特集Vol.8 アスリートジムの新たな可能性
フィットネスジムのオーナー様へ
アスリートジムの新たな可能性 – BFRトレーニングの活用
フィットネスジムには、健康を目的としたダイエット専門、ボディビル・ボディメイク専門、中高年・高齢者専門など様々な形態があります。そして、今回注目したいのは、アスリートメインのジムです。少子化が進む中で、アスリートメインのジムも集客に苦しむことが増えてきています。しかし、そんな中でも、新しいトレーニング手法として注目されているのがBFRトレーニングです。
BFRトレーニングの概要と利点
BFR(Blood Flow Restriction)トレーニングは、専用のカフやバンドを使用して部分的に血流を制限し、低負荷でのトレーニングでも高負荷と同様の効果を得る方法です。このトレーニング手法は、筋肉の機能回復や筋肥大、筋力向上に非常に有効であり、特にアスリートにとって多大な利点があります。
RFD(力の立ち上がり率)とは?
よくスポーツのコメンテーターが「●●選手はパワーがありますね!」と話しますが、パワーとは一体何でしょうか?パワーとは、「スピード × 力」のことです。しかし、スポーツの現場では、パワーよりも「RFD(力の立ち上がり率)」という言葉に注目が集まっています。RFDとは、一気に力を発揮する能力を指し、短時間でどれだけの力を出せるかを示す指標です。RFDは「チカラ(N)÷ 時間(S)」で算出されます。
BFRトレーニングでRFDを向上させる
BFRトレーニングのメリットの一つとして、RFDを向上させることが挙げられます。従来はパワーをつけるために、スピーディーに重たいものを持ち上げる手法が主流でした。しかし、RFDを向上させるには、「STOP and Go」、つまり止まった状態から一気に挙げる動きが有効であることが分かってきています。スポーツの世界では、SSC(ストレッチショートニングサイクル)を利用した動きが主流です。例えば、バスケットボールでは一度しゃがんでからジャンプする動作です。しかし、野球やアメリカンフットボールのように、止まった状態から一気に動き出す競技も多く存在します。この場合、SSCを発揮することは難しいのです。従来のトレーニングではSSCを使ってパワーを求める方法が多かったのですが、より多くの競技において、「STOP and Go」の動きが重要となっています。
BFRトレーニングでアスリートのパフォーマンスを最大化
BFRトレーニングは、軽い重量でRFDを向上させることができます。これにより、炎症を起こさずに効果的なトレーニングが可能となり、疲労回復もスムーズです。これは、特にシーズン中のアスリートにとって非常に有効です。試合期間中は、できるだけ疲労を残したくありませんし、限られた時間やエネルギーを技術練習に使いたいものです。BFRトレーニングを活用することで、技術練習と並行してパワーを伸ばすことができます。
BFRトレーニングの導入でジムの価値を高める
BFRトレーニングをジムに導入することで、ジムの価値をさらに高めることができます。この新しいトレーニング手法を活用することで、アスリートだけでなく、一般の利用者にもその効果をアピールできます。BFRトレーニングは、通常のトレーニングよりも短時間で効果を得ることができるため、忙しい現代人にとっても魅力的なトレーニング方法です。さらに、BFRトレーニングはリハビリや高齢者の機能回復にも役立つため、幅広い層に対応できるトレーニング方法として、ジムの集客力を向上させる一助となるでしょう。
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まとめ
少子化や競争激化の中で、アスリートメインのフィットネスジムが生き残り、さらに成長するためには、新しいトレーニング手法の導入が不可欠です。BFRトレーニングは、RFDを向上させることで、アスリートのパフォーマンスを最大化するだけでなく、ジムの価値を高め、幅広い層にアピールできるトレーニング方法です。ぜひ、この機会にBFRトレーニングを導入し、ジムの新たな可能性を追求してみてください。
※RFDは、チカラ(N)÷ 時間(S)で算出されます。
N=Newton(ニュートン)
S=Seconds(秒)
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