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コラム COLUMN

BFRトレーニングと乳酸と成長ホルモン

2025年05月26日
投稿者 : フィットネスコンサルティングネットワーク編集部

フィットネスクラブの新規オーナーの皆様、最新のトレーニング手法として注目を集めている「BFRトレーニン
グ(Blood Flow Restriction Training)」はご存知ですか?BFRトレーニングは、専用のBFRベルトを用いて
特定の部位の血流を制限し、低負荷でも高い効果を得られる画期的なトレーニング方法です。本記事で
は、BFRトレーニングのメカニズム、効果、最新のエビデンス、そして導入のメリットについて詳しく解説し紹
介いたします。

 

BFRトレーニングのメカニズム

 

BFRトレーニングは、上肢や下肢の基部を専用のBFRベルトで圧迫し、末梢への血流を部分的に制限しま
す。これにより、筋肉内の酸素供給が低下し、速筋繊維が主に動員されます。さらに、乳酸の蓄積が促進さ
れ、これが脳にシグナルを送り、成長ホルモンの分泌を刺激します。この一連のプロセスにより、低負荷の
運動でも高負荷トレーニングと同等、またはそれ以上の効果を得ることが可能となります。

 

BFRトレーニングの効果

1. 筋力・筋肥大の促進: 低強度のレジスタンストレーニングでも、BFRを併用することで、筋力や筋肉
量の増加が報告されています。

2. 成長ホルモンの大量分泌: BFRトレーニングにより、成長ホルモンの分泌が安静時の約220倍に達
するとの報告があります。

3. 脂肪燃焼効果の向上: 成長ホルモンの増加に伴い、脂肪分解酵素の活性が高まり、体脂肪の減少
が促進されます。

4. アンチエイジング効果: 成長ホルモンはコラーゲンの合成を促進し、肌や髪、爪の健康維持に寄与
します。これにより、美肌効果や関節の強化が期待できます。

5. リハビリテーションへの応用: 低負荷で効果を得られるため、怪我や手術後のリハビリテーションに
も適しています。

 

最新のエビデンス

近年の研究で、BFRトレーニングが筋肉の成長を抑制する因子であるミオスタチンの発現を低下させ、筋肥
大を促進することが示されています。また、低強度の運動でもBFRを併用することで、高強度の運動と同等
の筋力増加が得られると報告されています。

 

フィットネスクラブへの導入メリット

BFRトレーニングを導入することで、以下のメリットが期待できます:

● 多様なニーズへの対応: 初心者から高齢者、リハビリ中の方まで、幅広い会員のニーズに応えるこ
とができます。

● 差別化の実現: 最新のトレーニング手法を提供することで、競合他社との差別化を図れます。

● 安全性の確保: 低負荷で効果を得られるため、関節や筋肉への負担が少なく、安全性が高まりま
す。

 

導入時の注意点

BFRトレーニングを安全かつ効果的に実施するためには、以下の点に留意する必要があります:

● 適切な圧力設定: 血流制限の圧力は、個々の利用者に合わせて適切に設定することが重要です。

● 専門家の指導: トレーナーや医療専門家の指導のもと、正しい方法で実施することが推奨されま
す。

● 健康状態の確認: 高血圧や心血管系の疾患を持つ方は、事前に医師と相談することが必要です。

BFRトレーニングは、フィットネスクラブに新たな価値を提供し、会員の満足度向上や集客力の強化に寄与
する可能性があります。導入を検討される際は、最新のエビデンスや専門家の意見を参考に、適切なプロ
グラム設計を行うことが重要です。

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