コンビニジムの次なる一手
chocoZAPは「第2章」で何を変えようとしているのか
わずか3年半で全国1,800店舗以上へと拡大したコンビニジム「chocoZAP」。
の急成長は、フィットネス業界に大きな変化をもたらしました。
そして今、このサービスは新たなフェーズ――「第2章」へと歩みを進めています。
今回の発表で注目すべきは、単なる店舗拡大ではなく、“在り方そのもの”を進化させようとしている点です。
黒字化を達成し、先行投資の回収も完了した今、chocoZAPは「スマートな健康の社会インフラ」という新たな役割を掲げました。
「気軽に通えるジム」から「生活の一部」へ
これまでの第1章は、とにかくハードルを下げることに徹してきました。
「カンタン・便利・たのしい」というコンセプトのもと、服装自由・24時間・無人運営というスタイルで、“運動が続かない理由”を一つひとつ取り除いてきたのです。
その結果、会員数は100万人を超え、フィットネスを「特別なもの」から「日常の一部」へと近づけることに成功しました。
しかし、第2章ではさらに一歩踏み込みます。
目指すのは、「気づいたら健康になっている社会」。
つまり、意識せずとも生活の中に自然と溶け込む存在です。
chocoZAPの強みは「検証し続ける力」
このサービスの本質は、スピード感のある改善にあります。
象徴的なのが、「いいこと、どんどん」というキーワードです。
例えばロッカーひとつを取っても、暗証番号式からオープン型へと変更されています。
無人運営においては、利便性だけでなく“トラブルの少なさ”が重要であると、検証を通じて明らかになったためです。
また、店舗運営においては利用者自身が関わる「共創モデル」を導入。清掃や簡易メンテナンスをユーザーが担うことで、低価格と運営効率の両立を実現しています。
さらに、AIカメラやIoT空調による“見えない接客”も特徴です。
人がいなくても、不便や不安を感じる前に環境が整う。
この仕組みこそが、無人ジムを成立させる鍵となっています。
第2章で始まる「3つの実験」
今回の発表で特に興味深いのは、次の標準モデルを探るための3つの新施策です。
① 女性専用店舗
女性の運動習慣の低さに着目し、「安心して通える環境」を追求。
マシン構成や空間設計を含め、女性視点での最適化が図られています。
② ちょこガチゾーン
「初心者向け」というイメージを広げ、ステップアップの導線を設計。
フリーウェイトなども導入し、ライト層から中級者までをつなぐ役割を担います。
③ サードプレイス構想
ジムを「運動する場所」から「居場所」へ。
フェやワークスペースの機能を取り入れ、“つい立ち寄りたくなる空間”としての価値を検証しています。
フィットネスの枠を超える存在へ
これらの取り組みから見えてくるのは、chocoZAPがもはや単なる“ジム”ではないということです。
運動、美容、リラックス、仕事――
それらが一つの場所に集まり、日常の延長線上にある空間へと変化しつつあります。
背景には、人手不足や無人化といった社会課題もあります。
その中で「低価格」「無人」「高品質」をどう両立するか。
chocoZAPは、その一つの解を提示しようとしています。
日本発の“健康インフラ”になる可能性
今後、このモデルが国内だけでなく海外にも広がる可能性は十分にあります。
運動習慣の定着という課題は、どの国にも共通しているからです。
重要なのは、完成されたサービスではなく、「進化し続ける仕組み」を持っていること。
その意味でchocoZAPの挑戦は、単なる事業拡大にとどまらず、社会インフラの再定義とも言えるでしょう。
日常の中に、無理なく入り込む健康習慣。
その実現に向けた「第2章」は、まだ始まったばかりです。
■サービス概要
サービス名:chocoZAP
会社名:RIZAP株式会社
本社所在地:東京都新宿区西新宿八丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー36階
代表者:代表取締役社長 瀬戸 健
