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コラム COLUMN

BFRトレーニング特集Vol.10 幅広い年代に支持されるジムを作るために

2024年12月16日
投稿者 : フィットネスコンサルティングネットワーク編集部

幅広い年代に支持されるジムづくりのためのBFRトレーニングの導入

日本は高齢化が進み、年齢中央値が49.5歳となっています。この社会背景の中で、多くのジムが最新のマシンや広々としたフリーウェイトエリアを備えていますが、これらの設備は運動初心者の女性や中高年、高齢者にとってオーバースペックになりがちです。中高年や高齢者がジムに通う主な目的は、ボディメイクやダイエットではなく、健康維持や好きなことを長く続けるための体力づくりです。これらのニーズに応えるために、BFR(Blood Flow Restriction)トレーニングを導入することが有効です。以下では、BFRトレーニングの特徴とその効果、導入のメリットについて詳しく説明します。

 

BFRトレーニングとは

BFRトレーニングは、適切な圧力をかけたバンドやカフを使用して四肢の血流を部分的に制限することで、低負荷の運動でも高負荷トレーニングと同等の効果を得ることができるトレーニング方法です。筋肉にかかるストレスを最小限に抑えつつ、筋肥大や筋力増強を促進することができるため、特にリハビリや高齢者のトレーニングに適しています。

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BFRトレーニングの特徴と効果

  1. 1.低負荷での筋肥大効果:
  • 通常のトレーニングでは、高重量を扱うことで筋肥大や筋力増強を目指しますが、BFRトレーニングでは軽い重量(20〜30%の1RM)でも筋肥大を促進することができます。これにより、関節や筋肉への負担を軽減しつつ、効果的な筋力トレーニングが可能となります。
  1. 2.安全性の向上:
  • 高齢者や運動初心者は、重いウェイトを扱うことに対する不安や怪我のリスクが高いため、BFRトレーニングは安全性の高いトレーニング方法として注目されています。軽い負荷で効果を得られるため、関節や筋肉への過度な負担を避けることができます。
  1. 3.代謝の促進と持久力の向上:
  • BFRトレーニングは、代謝を活性化させ、持久力を向上させる効果があります。血流を部分的に制限することで、筋肉内の代謝産物(乳酸など)が蓄積しやすくなり、これが成長ホルモンの分泌を促進します。このホルモンは筋肉の修復と成長を助けるだけでなく、脂肪燃焼にも寄与します。

 

BFRトレーニングの導入メリット

  1. 1.幅広い利用者層への対応:
  • BFRトレーニングは、運動初心者から高齢者まで幅広い年齢層に適しています。負荷が低いため、運動に不慣れな人やリハビリ中の人でも無理なく取り組むことができます。これにより、ジムの利用者層を拡大し、より多くの人々に健康維持の機会を提供できます。
  1. 2.リハビリテーションの効果向上:
  • BFRトレーニングは、リハビリテーションにも効果的です。怪我や手術後のリハビリ中の患者は、重いウェイトを使うことが難しいため、軽い負荷で筋力を回復させる方法としてBFRトレーニングが適しています。これにより、リハビリ期間の短縮や回復の促進が期待できます。
  1. 3.コスト効率の向上:
  • 高額な機器や広いスペースを必要としないため、BFRトレーニングの導入は比較的低コストで実現可能です。バンドやカフの購入だけで開始できるため、ジムの運営コストを抑えつつ、利用者に新たなトレーニングオプションを提供できます。
  1. 4.コミュニティの強化:
  • BFRトレーニングはグループクラスとしても実施可能です。これにより、同じ目的を持つ利用者同士が交流しやすくなり、ジム内のコミュニティ感を高めることができます。特に中高年や高齢者にとって、仲間と一緒に運動することはモチベーションの維持に繋がります。

 

BFRトレーニングの導入方法

  1. 1.専門知識を持ったインストラクターの配置:
  • BFRトレーニングは正しい技術と知識が求められるため、専門的なトレーニングを受けたインストラクターを配置することが重要です。インストラクターは適切な圧力の設定やトレーニング方法を指導し、利用者が安全に効果的なトレーニングを行えるようサポートします。
  1. 2.利用者への教育と啓発:
  • BFRトレーニングの効果や安全性について、利用者にしっかりと説明し、理解を深めてもらうことが重要です。ジム内での説明会やデモンストレーションを行い、BFRトレーニングの魅力を伝えます。
  1. 3.段階的な導入:
  • 初めてBFRトレーニングを導入する場合は、段階的にプログラムを提供することが効果的です。まずは初心者向けのクラスやリハビリ目的のプログラムから始め、利用者のフィードバックを基に徐々にトレーニング内容を拡充していきます。

 

結論

BFRトレーニングは、軽い負荷でも高い効果が得られるため、幅広い年代に対応できるトレーニング方法として非常に有効です。特に運動初心者や中高年、高齢者にとって、BFRトレーニングは安全かつ効果的な選択肢となります。ジムにおいてBFRトレーニングを導入することで、多様な利用者のニーズに応え、健康維持や体力向上を支援することができます。これにより、幅広い年代に支持されるジムを実現し、利用者の満足度とジムの運営効率を高めることができるでしょう。

 

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